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軍部増長 狙いは第2列島線

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(以下引用)

中国の基本戦略は小笠原諸島から米軍の拠点・グアム、インドネシアを結ぶ「第2列島線」に勢力範囲を及ぼすことにある。軍事利用を視野にインド洋で港湾 施設を整備する「真珠の首飾り」戦略や西太平洋などでの演習定例化、海洋調査船派遣などで米国に対する牽制(けんせい)を強めるだろう。将来的には米国並 みの外洋海軍の建設を目指す。

中国は今、軍部の発言力が増しており、今後は周辺外交や安全保障政策に対する影響力が強まるかどうか注視しなくてはならない。

“独走”の流れを強めているのが、海軍、第2砲兵(戦略ミサイル部隊)、そして戦闘機、爆撃機、巡航ミサイルの開発を軸とする空軍の重視戦略だ。今年に も就役が予想される訓練空母ワリヤーグに加え、2020年ごろまでに国産空母2隻が完成するとみられる。71隻の潜水艦も新旧の交代が進む。将来的には 80隻態勢ともいわれる。

しかし、空母保有の主眼は存在感の誇示と艦隊の防空にすぎず、艦載機発艦の技術不足だけでなく、最先端を進む米国の空母運用思想が十分研究されていないなどハード・ソフト両面で限界もみえる。

核兵器の充実も進む。保有核弾頭について250発程度とみられているが、米紙ワシントン・ポストは昨年11月、中国には5千キロメートルのトンネルがあり、3千発の核弾頭が隠されているとの調査結果を紹介。多弾頭化、小型化に向けた研究も進むとみられる。

「宇宙軍」創設に向けた研究も加速。宇宙ステーションからの相手国の軍事衛星への攻撃を含む構想だが、有事の際は空軍の戦闘機が衛星を利用して攻撃する など「空天一体化」戦術の完成に向けて研究。空母キラーとされる対艦弾道ミサイル「東風21D」の精密誘導も担うとみられる軍事偵察衛星「遥感」の打ち上 げも頻繁になるだろう。

中国軍は5年前の時点で「南シナ海、インド洋、西太平洋での作戦能力、米軍に対する抑止力の確保が力点」(幹部)としており、その目標達成に向けた攻撃 力の向上に今後も邁進(まいしん)するとみられる。中国の拡張的な軍備増強や外洋進出は、局地レベルでの偶発的な軍事衝突に発展する可能性もはらむ。

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