住宅への砲撃続く
(以下引用)
治安部隊による住宅への無差別砲撃で住民200人以上が死亡したとされるシリア中部ホムス市では、発砲が4日朝も続き、装甲車数十台を含む治安部隊が増派 されたとの情報もあり、緊迫した状況が続いている。反体制派活動家によると、病院は負傷者であふれ、医薬品不足で死亡する患者もいる。
反体制団体「シリア革命総合委員会」所属でホムスに住むハディさんによると、3日深夜から4日未明の砲撃は約4時間続き、集合住宅など6棟が破壊され た。砲撃が激しかったのは北部ハリディーヤ地区。遺体は民家やモスク(イスラム礼拝所)などに収容されているが、いつ埋葬できるか分からない状況という。
ハディさんが訪問した仮設病院(2病室)には負傷者20人、遺体7体が収容されていた。医師1人、看護師3人しかおらず、医薬品も不足して「痛み止めし かない」。包帯も足りず、代わりに裁断した衣服を使っている。「治療できず死亡した負傷者を見た」とハディさんは証言した。
市内には多数の検問所が設置され、住民の移動は困難だ。電力供給は1日数時間。水はあるが食料は不足気味で「ゴミ捨て場で食べ物を探している子どもを見た」という。
ハディさんは「(国連安保理常任理事国の)ロシア、中国が(対シリア決議で)拒否権を行使するとの確約を得て、政権側は攻撃を強化したのではないか」と疑う。
一方、シリア国営通信は4日、ホムスへの砲撃を否定し、「武装集団と国外の反体制派、外国メディアが結託し、安保理をシリアに敵対させる陰謀がある」と主張した。「ホムスの虐殺」報道を受け、エジプト、ドイツ、米国、英国などのシリア大使館前では抗議デモが起きた。
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